どこまで行っても自己中心。

北村薫の『スキップ』
なんとなくありがちなテーマ。中身はテーマとは別の意味でありがち。ここまでありがちてんこ盛りなのも珍しいんじゃない？
そこそこ話題になってたから随分前に古本屋で購入したはいいものの、なんとなく読む気がしなくて放置し、早数年。昼夜が逆転して夜なかなか眠れないから暇つぶしに本棚からひっぱり出して読んでみたけど、６００ページ近くある割りに面白さが殆どない・・・。明らかに「作りました」的な話。新鮮味といえば言い回しくらい？こんな気の利いたセリフが日常会話で、しかも高校生の口から出るかってんだボケ。しかも結局「スキップ」の原因は謎のままって・・・『変身』の神聖さのカケラも感じられんわ。しかもラストはハッピーエンド！？何なんだ！？このどうしようもないありがちっぷり！ひねりも何もないじゃんよ！恩田陸の『夜のピクニック』と似た印象だな。文章は巧みだけど得るものはない。特に面白くもないし、先がなんとなくよめる。
しかも「北村薫」って女流作家かと思いきや、フツーのおっさんだし・・・。作家は読者の夢を壊すから素顔を出すべきではないよね、かねがね思うんだけどさ。芥川や太宰並にハンサムとか、夏目さん並に文学人らしい顔とかならともかく。
好きな作家の素顔を見たときの落胆といったらないわ・・・。今まで落胆しなかったのはとっさに思い浮かぶので辻一成、江國香織、養老孟、石田衣良くらいか？失望したのは村上春樹、あさのあつこ、成田良悟・・・
文庫に顔写真載せるのやめればいいのに。ハードカバーはあんま載ってないっしょ？作家なんて活字で勝負してるんだから、たとえ雑誌だろうと覆面作家であって欲しいなあ、という願望・・・。村上さんと成田さんはホントにショックだったよ・・・作品が好きなだけに・・・。知らなきゃよかった、の代表。夢が壊れます。

本日はエドワード・ゴーリー著　柴田元幸訳の絵本を２冊紹介。

『ギャシュリークラムのちびっ子たち』
ひたすら子供がどのような死に方をしたかが書かれている絵本。明らかに子供向けではない。いや、あえて子供向けなのか・・・？
Ａ～Ｚのアルファベットで始まる名前の子供たちがいろんな死に方をします。
淡々とテンポ良く訳されてるのがいいね。イラストもなかなか味があるよ。イラストレーターの名前忘れたけど。ムーミンの原作絵に似た感じだったね。どことなく怖い絵。僕は好きだけど。

『うろんな客』
なんともダークユーモアのある絵本。
突然現れた迷惑千万な客。何を意図してか、とにかく迷惑。淡々と語られてるけど、上の作品よりもタチが悪いかも。僕はあんな客がいたら刺し殺す。「そしてそんな生活が10年も続いている」みたいな終わり方がなんとも皮肉。

キャラクターの雰囲気とか生活様式とか、その皮肉な内容からイギリスの絵本だと思うよね！？ところがどっこい、作者はアメリカ人でした。エドワードなんて、いかにもイギリスっぽい名前なんだけど・・・

今頃だけど『Ｓｔａｎｄ　ｂｙ　Ｍｅ』観た。ちょっと古いけど永遠の名作。元になった話を書いてるのはスティーブン・キング。彼の話で映画化したやつは『ショーシャンクの空に』とか『グリーンマイル』とか、僕のお気に入りが結構多い。（それ以外は知らないくせに結構多いとか言ってみる）
これまで金曜ロードショーとかでちょくちょくは見てはいたんだけど、通しで観るのはたぶん初めてなんよね。いや、ひょっとしたら観たことあるかもしれないけど、通しで観た記憶がない・・・　沼に入ってヒルに襲撃されるシーンの印象が強すぎてそこしか覚えてなかったけど、実際に観てみたら後半は普通に見覚えがあった。クリスがかっこよすぎて、随分年下なのに（もちろん実際は僕より年上で今はもう立派な大人だけど）惚れましたｗｗ　小学校時代にあんな感じの奴いたかな？　いたような気もするけど具体的に思いだせないね。とにかくクリスはかっこよかった。あんな素晴らしい友人を持つなんてゴーディは幸せ者だな、うんうん。でも素晴らしき友なら僕も恵まれてるからトントンだよ？むしろ人数でいえば僕が上だ！！（何を張り合っている）
最初に顔を見たときから不良のエースが『２４シリーズ』のジャック・バウアーに見えて仕方がなくて、外人の顔は似てるように見えるからか？とか思ってたけど、後でキャスト見たらホントにキーファー・サザーランドだったからビックリ。年取って髪が褐色がかってきたのか、それともこのときだけ染めてたのか、エース役のサザーランドはやけに髪が金髪金髪してた。しかしあの口元はやっぱ特徴的だな。悪役のジャックが観れてなんか不思議な気分だ。ナイフを持つ手が板についてます（笑
とりあえず一番言いたかったのはクリスがかっこよかったってことでした。終わり。

唐突に思い立って、本日よりブログを開催いたしましたあ～

なにを書けばいいのか不明なんで、とりあえず今後の目標
「三日坊主はなしの方向で」
―――以上。

初日からＤＶＤの話。
『THE　STING』　観た。１９７０年代制作。１９３０年代アメリカが舞台♪
大物詐欺師のゴンドーフ（ポール・ニューマン）がかわいいｗｗ　僕好みのおじいちゃんでした。いや、おじいちゃんというにはちょいと早いかな？　でもそんなの関係ねえ。詐欺師モノの醍醐味は変装だと勝手に思ってる（爆　いいじゃん、変装。ビバ変装だよ。
詐欺師が中心だけどマフィア？っぽい銀行家とかマヌケな警察とか殺し屋とか出てきて最高だよ。ストーリーもどんでん返しのてんこもり。ラストのだましが一番いいね。まさに“とどめの一撃”だよ！観てる側までだましやがった！！あれは名作。３０’モノはいいね。あのカオスな感じが最高に楽しいｗｗ　

３０’繋がりで。こないだ『BACCANO!』アニメ版をようやく見終わりますた。ようつべだけど（爆
原作読んでたら入りやすいしキャラも理解できてより楽しいけど、読んでなくてもアレはおもろいｗｗ
映像と音楽のおかげでバカ騒ぎっぷりが増してるよ。アイザック最高・・・だてむねファッションでモリアーティ教授はわろたｗｗ　チンピラのツッコミがタイミングよすぎ・・・　ラッドの狂いっぷりがヤバスｗｗ　あの動きはオカシイだろ。もう狂人ってか、精神病院行きだよ（ワラ　原作よりも変人になってた・・・。ルーア引いてるし。クレアはいいねｗｗ　車掌最強伝説！！バッカーノでは車掌が最強で最凶。車掌室のやり取りがかっこよすぎる・・・　空気の立場チェンジは素早かった、ってか空気を自称しておきながらいつのまにか自分が主役になって話を進めちゃってるクレアの自己中っぷりは最高だｗｗ　シャーネは強いけど空気の立場がなんとなく似合う（ワラ

とりあえず今回はアメリカ３０’最高だね、っていうお話。