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吐き溜め的日記ブログ。不定期更新。他人の理解を求めない自己中心的な戯言を徒然なるままに吐き出していきます。

05.18.23:31

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10.28.08:43

10:31

酔った次の日、すんげえ夢見が悪かった(二日前)。眠りが浅かったせいか、連続でいくつも夢を見た。というか、いつからが眠りの中でいつまで意識が起きてたのかがわからない。これもアルコールのせい?よくわからない。
ちょっと不思議体験だったからこれをネタに部誌に出す作品を書こうと思う。とりあえず寝起きに携帯に打ち込んだメモをちょっとだけ読みやすくして↓


電車通りをチャリに乗って西へ進んでいる。たぶん何かの帰り道。右手の駐車場で猫が一匹いるのが見えた。更に進むと歩道沿いの2つの電柱に黒猫がそれぞれ結ばれている。二匹は精一杯寄り添って何か内緒話でもしているようだった。右手で婆さんたちが猫の話をしている。膝にはそれぞれ猫が乗っている。チェック柄の白黒猫がいた。ベンチの下には蛍光グリーンのブチがいる。今日はやたらと猫が多い。前方に猫が数匹群れている。自転車で突っ切ろうとすると左右に避けた。一匹だけペダルの辺りにぶつかった気がする。振り返らずに通り過ぎる。電車通りがいつの間にかスラム街のような道になっている。細い道。やたら暗い。猫がいる。商店街だろうか、両脇にほったて小屋のような店が並ぶ。老人がいる。疲れ果てたような人が店の中に、道に、なにかやましいことでもあるかのようにひっそりとして恥じているようにこそこそとうごめいている。猫がいる。たくさんいる。道を突き進むと猫が次々避けていく。気が付くといつの間にか天上がある。板張りのような、低い天井。日の光が隙間から時折零れ入る程度。一瞬天井に空いた大きな隙間から白い光が見える。一瞬だけ視界が白くなる。道が細い。ゴミだまりのようだ。猫が溜まっている。気性が荒そうだ。こんなに猫がいるなんて、ネズミが多いのだろうか。布がいくつも垂れ下がっている。私はそれを腕で払いながら進む。行き止まりだ。暗闇の中で猫達が私を威嚇している。隅の方にはネズミたちの影も見える。私は地面に倒れ込む。猫が群がる。両手を何かが攻撃している。右手の猫を叩きつけると闇の中へ退いた。左手にはまだ熱がある。闇の中で飢えた猫とネズミが私の手をかじっている。穴が空いたかもしれない。でも痛みはない。右手を振り下ろす。猫とネズミは手から離れた。皮膚に穴が空いて赤いものが見えている。肉? しかし痛みはない。そういえばあの道筋にこんな場所はなかったはずだ。これが夢だと気付く。両手は無事だ。闇の中で携帯電話が光っている。10:31
 
暗い。路地の向こうから追っ手がくる。追っ手なのに向かいからくる。私は向こうへ突き進む。止まれない。そのまま角から飛び出した。飛び出した瞬間、その角がカーブである事に気付く。男もこちらへ突っ込んでくる。物凄いスピードですれ違う。やつは私を追っているはずなのに何故すれ違う?そういえば、私は足を動かしていない。振り返る。そこにはもう路地はない。気付けば家の前にいる。明かりの灯っていない家。門を開けてもいないのに、私は二階の部屋の前にいる。中に入る。ドアを開けてもいないのに。左の方で携帯電話が光っている。机の上。だけど机は右にある。携帯電話を確認する。10:31
 
電話がかかってくる、聞き取りにくい。私は車に乗っている。向こうは小声で何かを話し合っている。聞き取りにくい。「何て言おうか?」向こうは三人だ。電話の向こう側なのに、その姿までありありとわかる。何かの勧誘の電話みたいだ。なのに相手が出てから何を言おうか話し合っている。道路が物凄くうねっている。周りの車についていくが明らかに車体が宙に浮かんでいる。激しい上下。ジェットコースターのよう。道路が激しく波打っている。まともに話す気配がないので電話を切る。もう一度電話がかかってくる。通話ボタンを押してもまだ鳴っている。通話ボタンを何度も押す。ふと押しているボタンの上にもう一つ通話ボタンがあることに気付く。それを押すと着信音が止まった。「我が社の雑誌を購読して下さるというご契約だったのですが」「雑誌は一切読まないんで」そんな感じの押し問答をずっと続ける。相手はオートバックスだとか、オーシャンテレコムだとか名乗っていた。雑誌の魅力を延々と語る。いつの間にか自分が運転していることに気付く。周りの車に合わせてカーブを物凄いスピードで曲がる。時速200キロはきっととうに超えている。電話の向こうで声がする。相変わらず雑誌の購読を迫っている。雑誌は一切読まないのだと大声で言い返す。それでも相手は喋り続ける。こちらの声が届いていないのだろうか。口を近づけようとして、ふと携帯がどこにあるのかが気になった。両手はハンドルを握っているはず。肩と首の間に何かを挟んでいる感触もない。では携帯電話はどこだ? 視線を助手席に落とすとベッドの上の携帯電話から声が流れている。これではこちらの声は聞こえていないはずだと思い、携帯を確認する。10:31
これは夢だと気付く
 
学校の屋上に立っている。色彩がない。妙に暗い昼間。どこかの道路に倒れている物体が見える。中身が抜け落ちたスーツ一式。コンビニのカウンターにも制服一式が引っかかっている。路地に服が座り込んでいる。音はない。無音。地上にはガスが満ちている。不気味なガス。この辺りに人はもういないのだと気付く。何の臭いもしない。何の音も聞こえない。何も感じない。風も吹いていない。携帯電話を確認する。10:31
 
向こうから男と女が近づいてくる。四角い男と丸い女。私が冗談を言うと男は私にのしかかり、「おい、冗談はやめろ」と腕で腹を押さえる。私は笑う。腹にどんどん力が込められる。重い。内臓が飛び出してしまいそうだ。いつの間にか私は仰向けになっている。しかし前方にはこちらを眺める女が見える。女の足元には地面があって、それは私の足元まで続いている。なのに私は地面に背を付けている。重力は私の後ろへ働いている。腕が重い。鳩尾のあたりが段々熱くなってきた。そこでふと気付く。ただの腕が何故こんなにも重い? 目が覚めるとそれは自分の腕だった。温もりも重みも自分の腕のものだ。背中はベッドの上で、布団に潜っている。顔を出し、携帯電話を確認する。10:31

再び布団の中にいる自分に気付く。先程時間を確認したはずだ。なのに携帯電話が鳴っている。布団から顔を出し、携帯電話を確認する。10:31

それが夢であることに気付く。私はまだ一度も時間を確認していない。携帯電話を確認する。10:31
念のためもう一度確認する。10:31

白んだ光の向こう、ぱらばらと、窓の外で雨音が聞こえた。ふと時計を見遣る。10:31
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